September 23, 2023
プログラマーのようなIT業界で働く人に対して、「数学が得意そう」というイメージを抱く人は少なくないだろう。実際、コンピューター関連の学業は理数系の科目に属していることが多く、自然とそういった特徴を持つ人が多数派を占める傾向にある。
しかし、「数学が苦手だからプログラマーには向いていない」という考えは正しいとは言えない。
第一に、プログラミングそのものに高度な理数系の知識が求められることは滅多にない。作成するシステムやソフトウェアによっては、そういった理数系の知識を求められることもあるが、プログラミングそのものに必要なのは、基本的な四則演算ができ、中学程度の数学を不自由なくできればおおよそ問題ないだろう。また、暗算などの力よりも「計算機を使いこなして正確な答えを導き出せる」や「分からないことがあったらあらゆるものを使って調べ、答えを探し出せる」という力の方が必要とされる傾向にある。
第二に、プログラマーに求められるのは、プログラミングそのものの技術力だけではなく、報告書や仕様書を書く、業務報告を行うといった文章能力も含まれる。上司や部下など相手を問わず、誰が見ても分かりやすい文章を作成することで、業務遅滞や認識の齟齬などを防止できる。このため、実は現場で活躍している人間には文系出身の人も一定の割合を占めている程だ。
このような特徴から、「数字を見るのも嫌だ」というほどの苦手意識が無ければ、特に問題なくIT業界で働くことができる可能性が十分にある。「数学は苦手だけどプログラマーに興味を持った」という場合はこのサイト□http://programmer-notneedmath.com/□を参考にして本格的に目指してみてはどうだろうか。
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